舟山農産のある当麻町は北海道の中央部の、上川盆地に位置しています。
お米の生育に最も重要な水は、大雪山国立公園内にある大雪ダム(大雪湖)から石狩川を流れて私たちの水田へ引き込まれます。ダムから頭首工(用水路への取水口)までの間に水質に影響を及ぼすような大きな工場や、し尿処理施設は無く、北海道の一番標高の高いところから流れてくる綺麗な水をふんだんに使用して栽培しています。
春先は手を入れるのも躊躇してしまうほどの冷たい水ですがこの綺麗なミネラルたっぷりの水が美味しいお米を育てます。
昭和27年に先々代がこの地で農業をはじめてから70年余り。多くの苦労と失敗を重ねながら現在まで引き継がれています。同じ町内でも土質は異なったり、風の強弱や水温に至るまで水田や畑には多くの個性が存在します。その個性を掴めなければ美味しいお米は作れません。
先人から教えられた知恵や技術をしっかりと守り、最新の気象観測装置、自動運転する農業機械など最新のICT技術もしっかりと取り入れながら次の世代へ美味しいお米を作る技術をバトンタッチしていきます。
お米の字の由来のごとく栽培にはとても多くの手間暇がかかります。特に春や秋の繁忙期には多くの人の助けを借りながら作業をします。舟山農産ではこの時期は毎年お祭り騒ぎ。毎年大勢の仲間が作業に加わり作業が進みます。辛く大変な作業が多いですがみんな笑顔で楽しそうに取り組んでいます。
人が笑顔で、愛情をもって毎日作業にあたっているほうがおいしいお米がとれる、そう信じています。