もともとおいしいお米は、普段通りの慣れた方法で炊いてもおいしいご飯になります。
舟山農産がお届けしているお米も特別なことをしなくても簡単にもおいしく召し上げっていただけます。
でも、ちょっとした手間や工程を踏むだけで、お米本来の味を引き出し、よりおいしくいただくことが出来るコツがあります。
ここではお米の『保管方法』『炊き方』にスポットを当て、お米のプロが教えるお米の豆知識を紹介したいと思います。
おいしいお米をよりいおいしく食べるために、ご参考にしてもらえれば幸いです。
・直接日光の当たらない涼しい場所で保存することをおすすめします。高温多湿は虫の発生の原因になります。
お米は臭いを吸いやすい性質があります。魚、洗剤、灯油など臭いの強いものを側に置かずに密封容器に入れて保存をおすすめします。
お米は通常の野菜に比べて日持ちはしますが長期保存をすると味が劣化していきます。また、長い期間保存しすぎると食あたりなどを起こします。
このパターンは最悪です!
“流しの下は暗くて涼しい”は大間違いです! 臭いの強い食品や洗剤の臭い、排水溝の臭いなどがお米に移ります。また、流しの下は湿気が多くなりやすいのでカビ発生の原因になったり、買った状態の袋のままでは虫は袋を食い破って入ってきます。
安易に選んでは危険!
新しいお米を入れる時、中は全て空っぽになっていますか? 毎回掃除はしていますか? 古いお米が残っていると、そこから虫が発生する可能性が高くなります。また米びつの底には糠が溜まりやすく、清掃しないと糠から虫が発生することもあります。
冷蔵保存だけではまだまだ油断できない!
冷蔵庫で保存しているところまでは素晴らしい!でも、買った状態の米袋のままではパーフェクトとは言えません。いくら冷蔵庫で保管して虫の発生が抑えられても、密閉容器でないと酸化や水分付着によるカビ発生の可能性があります!
『#GoTo冷蔵庫』とは?
お米を最適な状態で美味しくいただけるように活動しております。
お米のプロフェッショナルによる常識を一般のご家庭でも実践いただけるようにイベントや広告などを使用し知識を広めております。
Step
01
米の汚れや余分なぬかを落とすために米を洗います。米は吸水が早く、ぬかのにおいをどんどん吸ってしまうので手早く洗うのがポイントです。米が泳がない程度の水を加えて数回混ぜるようにして洗い、さらにたっぷりの水を足して軽く混ぜ、すぐに水を捨てます。あとは2~3回水を替えながら洗い、最後に水気をよくきります。
Step
02
水加減は、やわらかめ、かためなどお好みに合わせて調整してください。芯までふっくら炊くために、米の中心まで十分に水を浸透してください。吸水時間は 通常30分程度、冬場は水温が低いので60分程度浸すのが理想的です。
Step
03
準備ができたら炊飯器のスイッチを入れます。炊き上がったらフタを開けずに10~15分ほど蒸らします。米粒の水分の分布を均一にするため、蒸らしは大切です。※全自動炊飯器の場合は説明書に従ってください。
Step
04
蒸らし後すぐに、ごはんをほぐします。 粒をつぶさないようしゃもじを切るように入れ、釜の底から掘りおこすようにふんわり優しく混ぜほぐします。混ぜることで釜の部位(場所)によるごはんの水分のばらつきがなくなり、しかも余分な水蒸気が逃げるので、ふっくらおいしいごはんになります。
お米の成分の8割ぐらいはでんぷんでできています。お米をたくと、お米のでんぷんは消化のよいでんぷんに変化します。ごはんをよくかむと甘く感じるのは、ごはんのでんぷんが口で出るだ液にふくまれている消化酵素の働きで、「マルトース(麦芽糖)」とよばれる甘い糖に分解されるからです。
お米のなかのでんぷんの粒子が水を吸って、やわらかくふくらむからです。他にはお米のでんぷんが熱によって、ゆるやかなつくり(構造)になるからです。
お米の粒には、目に見えないほどの、小さなすきまや、でこぼこが、たくさんあります。そこに光が当たると、反射した光の向きが、あちらこちらに乱れ(乱反射といいます)、私たちの目には、それ白く見えるからです。すりガラスが白く見えるのも、おなじ理由によります。
有名なものとしては熊本県の「森のくまさん」があります。 熊本県は「熊」がついていることもあって「くまさんの力」というお米も育成しています。岩手県の「どんぴしゃり」、群馬県の「ゴロピカリ」、埼玉県の「あかね空」、低アミロース米の「ねばり勝ち94」、その他、きれいなイメージの「なごりゆき(新潟県)」、「天使の詩(佐賀県)」、「白雪姫(岐阜県)」というのもあります。
日本のお米の品種の数は、国に品種登録されている数が1000品種(2023 年 4 月時点)くらいあります。このうち、主食(ごはん)用として多く作られているのは320品種くらいです。